若い女性が立ち上がる
豊川市議選、市政に新しい風が
豊川市は旧宝飯郡4町との合併以降、3度目の市議選となる。定数は30。
いずれも同じ定数の2011年には42人が、前回2015年は34人が出馬したが、今年の立候補者数はほぼ定数か、それを少し上回る公算だ。
最大会派とよかわ未来からはベテランも若手も大半が再選を目指すが、清風会のベテラン2人の引退により、若い力による新たな風が市政に吹き込まれることになりそうだ。
諏訪地区の石原政明氏(清風会)の後任で、親子向けイベントを主催する加藤典子氏(39)が出馬。また同会の大野良彦氏も引退し、後任で可知病院看護師の佐々木和美氏(44)が出馬する。この新人2人が象徴するように、豊川市では久しぶりに若い女性が立ち上がる。
この他、数人のベテランが身を引く意向を示しており、後任候補の擁立に奔走している。前回、現職で唯一涙をのんだ奥澤和行氏の他、昨年5月に一身上の都合で任期途中で辞任した平松八郎氏の後任で、藤原宏樹県議の元秘書の男性が新人として出馬する。また元市議の女性が金屋地区から立候補する動きもある。公明、共産、一人会派の現職議員は全員が出馬する見通し。
この他、際立った動きはなく、引退する議員の後任の動向次第では総立候補者が前回の34人を下回る可能性もあり、やや元気のない市議選となりそうだ。(由本裕貴)
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